今日、マラリアに罹っていたジュディッティさん(パートナー企業の代表。女性、59歳)から、また体調が悪くなったと連絡が入った。
ポカリスエットを届けよう、そう思った。
ここモザンビークで恐ろしいのは、病気になった際の脱水症である。
マラリア・食あたりなどに罹ってしまうと、嘔吐や下痢により、簡単に水分と電解質が失われる。油断するとすぐに脱水症になり、病気が悪化する。
そんな時に助けてくれるのが、ポカリスエット又はアクエリアスだ。
水分と電解質を効果的に補給でき、脱水症予防に役立つ。
僕もボランティア時代、ポカリスエットに何度か助けてもらった覚えがある。
現地スタッフのアブドゥルに、「帰りにジュディッティさんの家に寄って、これを渡してもらえる?」とお願いし、ポカリスエットとアクエリアスの粉末を渡した。
身体に必要なイオンを補給できる、という説明をしようと思ったが、イオンというポルトガル語を知らなかった。
試しに、「イオーニ」と言ってみたが、通じなかった(たまに、英語で『~ン』で終わるものの語尾を『~ニ』に変えるだけでポルトガル語になる単語がある)。
ちなみに正解は、「イーオン」だった。
話が少しそれてしまった。
夕方、ジュディッティさんからメールが来た。
「アブドゥルから粉末を受け取りました。早速、アクエリアスを水に溶かして飲み始めています。」そのような内容だった。
・・・なぜポカリスエットじゃなく、アクエリアスを選んだのか。
ポカリスエット派の僕には、少しだけ引っかかった。
特に深い理由はないだろう、パッケージが気に入ったんだろう、と考え、気にかけないことにした。
夜、ジュディッティさんからメールが来た。内容はこうだ。
「アクエリアスを飲んだら、下痢や嘔吐が収まり、体調がだいぶ良くなってきました。本当にありがとう!ところで、私の孫の星座がアクエリアス(水瓶座)って知ってた?」
アクエリアスは、英語で水瓶座を意味すると知った。
ちなみに、ポルトガル語だと「アクアーリオ」とのこと。
今日はモザンビークで、アクエリアスが活躍しました。
今回は以上です。