お次は作文編です!
作文
1. 定型文の習得
2. 出題頻度の高いテーマを練習
検定レベルによって書く文字数が異なりますが、基本的にはパート1と2で1テーマずつ作文を書きます。
パート1
ここでは、
『クレーム』『旅行などの提案』『アドバイス』『知人への手紙』
等のテーマに沿った文章作成が求められます。
このパートでは、他人へ向けた文章を作成します。
友人、職場の同僚、行政など、送り先に応じた文章を作成する必要があります。
当たり前ですが、友人に対するものと行政に対するものでは、使用単語や文章構成が異なります。ご注意を。
例えばフォーマル文書だと
dignar-se +不定詞 : お〜くださる
tenho a honra de +不定詞:お〜申し上げます
といった丁寧語の使用も求められるので、難易度が上がります。フォーマル文書を求められるのは中級検定からだった気がします。
丁寧語のようなものは、1つでもいいので自分の使えるフレーズを憶えておきましょう。
また、パート1では『あなたは〇〇市に住んでいて、近隣レストランの騒音に悩んでいます。』などと、設定されたシチュエーションに基づいた作文を行います。
この『設定上の立場』をよく理解し、それに沿った文章を作ることが重要です。設問をうまく読解できないと、趣旨のズレた文章が出来上がってしまいます。
・・・僕は中級試験で大失敗しました(キーワード単語の意味がわからず)。
パート2
パート2では、複数のテーマから1つ選んで文章を作成する出題形式が多いです。
『車社会についてどう思うか?』
『印象に強く残った本・映画は何か?』
といったテーマに対して、自分の意見を述べる必要があります。
パート2での文章構成は、
・主張 → 理由と具体例(2〜3点)→ 結論
のオーソドックスな構成で大丈夫です。
例)
主張:私は車が増え続けることに反対です。
理由1:交通事故が年々増加している
具体例:2000年で〇〇件だった死亡事故が、2010では〇〇件まで増加している
理由2:都市部では車が飽和していて、渋滞が尽きない
具体例:自分は都市部に住んでいるが、20km離れた場所へ行くのに1時間かかる
構成の型が決まったら、後はテーマを変えて練習するのみです。
検定センターHPの模擬問題が終わったら、今後は自分でテーマを設定して意見文を書いてみましょう。
Exemplos Exames - Centro de Avaliação de Português Língua Estrangeira
大事なのは書き慣れることで、書いていく内に『ここの表現がいつも単調だから、このフレーズを今度から使ってみよう』とか『この分野の語彙力が弱いから鍛えておこう』など、課題が見えてきます。
それらの課題を改善していくことで、文章作成能力は少しずつパワーアップしていきますよ。
終わりに
作文編、いかがでしたか?
これで全パートの対策記事を一通り書き終わりました。
今度は、各レベルごとの実践的な対策を書けたらいいなぁ。