アフリカ生活 モザンビーク

正義は負ける

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知人の雇っている警備員(マテウス氏)の身に起きた出来事。

マテウス氏の農地には、サトウキビが植えられている。

現在収穫時期とのことで、休暇の合間に収穫を行っているらしい。

 

そんなある日、いつものようにマテウス氏がサトウキビ畑に行ってみると、大量のサトウキビが盗まれていた。

 

農作物の盗みは、ここでは日常茶飯事だ。

諦める人も多いが、マテウス氏は夜中に張り込みすることで、犯人を捕まえようとした。

 

ある日の夜、畑へ行ってみると、何者かがサトウキビを盗んでいる現場を目撃した。

一人だと危ないので、知人を呼んだ後、犯人とご対面。

 

犯人は・・・・・・・村長だった。

 

村長「あぁ、えっとあのその、これはちょっと。」

 

マテウス氏「・・・村長、盗みは犯罪ですよ。」

 

村長「5,000mt(約1万円)払うから見逃してください。」

 

マテウス氏「そういうわけにはいきません!」

 

その後 、マテウス氏は泥棒村長と共に警察へ。

だが、警察官の上司が不在という理由で、その日は簡単な事情聴取だけに留まり、翌日再び来るよう言われた。

 

そして翌日、マテウス氏が約束の時間に警察へ行くと、警察官から開口一番、

 

「暴行罪だよ君は」

と伝えられた。

 

見るとそこには、傷だらけで、ビリビリの服を着た村長がいた。

村長曰く、警察から出た後の帰り道、マテウス氏に暴行されたとのこと。

 

マテウス氏、唖然。

 

・・・その後どうなったのかというと、実はまだ知らない。

彼の雇い主から聞いたのが上記の話で、マテウス氏、唖然のところで雇い主の元へ電話がきたため、会話が中断し、それっきりとなった。

 

マテウス氏の無事を祈ります。

 
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身体を鍛えるため、サンドバッグを買いました!
下の空間に水や砂を入れて重しにすれば、けっこう強めに叩いても大丈夫。
 

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