やんぶろ 〜モザンビーク編〜

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【活動報告】改良カマド その2

~失敗と気づき~

オルランドの村で指導をしたことで、いくつか気づけたことがあった。

まず、材料のこと。
初期の改良カマドは、セメントを利用したものだった。本当は粘土質の土を使ったものか、レンガと粘土を組み合わせたものを作りたかったが、僕の任地では手に入りづらかった。

そこで代用して使ったのがセメントだった。
50kgのセメント袋を買い、木枠を用いて自分でコンクリートブロックを作ることで材料費を出来るだけ削る努力をした。そのタイプのカマド原価は大体50MT(約150円)程度で、この値段なら何とか村でも広まるだろうと思った。

が、そもそもの問題として、セメントは火に対する耐久性が強くない。
無知な僕はそのことを知らなかった。実際に村で利用してもらったところ、ひび割れが多発した。作り方やセメントの混ぜ方(セメント・土・水の配分)に問題があると考え、何度か改良してみた。だが、どうしてもひび割れは起こった。

耐久性に乏しいカマドを使いたい人はいない。
よって、セメント以外の材料で作る方針に変更した。

普及方法についての気づきもあった。

当初は他の改良カマド普及事例を参考にし、一般的な

『村でカマドを教える→村人が自分たちで作る意識状態にまでもっていく→彼らによって自主的に普及が広まる』
といった流れを考えていた。

だが実際にやってみると、よほど作ることによるメリットを感じない限り、自分たちで広めていくことはないように思えた。
近隣国の事例をみても、日本人ボランティアがいた間は普及が上手くいっていたが、いなくなった途端バッタリ動きが止まってしまったと聞いた。

きちんとした普及状態に持っていくには、このやり方じゃあ多分厳しい。そんな思いを抱くようになった。

その後しばらくは、紹介・宣伝のために
セメントタイプのカマドを使用していたが、「セメントは火に強くないので、今後粘土を使った陶器タイプのカマドにしていきます。」という文句で説明していった。この時期は随分とモヤモヤしながら活動していたように思える。

だが、結果的にこの時期の活動が後々大きな助けとなった。

次回はカマド活動に大きな変化が生まれた時のことを書いていこうと思う。

今回は以上です。

□Fotografias

最初の頃、ボコボコの自家製ブロックを作ったりしました。

警備員のオルランドと試作品を作ってみたり


村に置かせてもらって、モニタリングしたりしました。
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