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ムハマド・ユヌス

こんにちは。
昨日、聖路加看護大学で行われた
ムハマド・ユヌス氏による講演会に行ってきました。

◇ムハマド・ユヌスとは?
→マイクロ・クレジットという貧困者向けの事業を展開し、
2006年ノーベル平和賞を受賞した社会起業家。
※以前社会起業家のブログで説明したので、今回は割愛します。

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家/ムハマド ユヌス貧困のない世界を創る/ムハマド・ユヌス

英語に自信がなく、同時通訳機に頼ろうとしていた僕ですが
講演が始まってすぐに頼ることをやめました。

理由は
「もったいない」の一言に尽きます。
世界を代表する社会起業家の言葉を翻訳で聞くなんてあまりにも
もったいないことだと思いました。

細かい部分は後で書籍を読んで理解できるので、
今回は生声で聞き、感じたことをノートに書き殴っていきました。

以下がそれです。自己満足的なアウトプットです、申し訳ありません・・

講演会で何とか聞き取れたこと
・ユヌス氏:銀行知識など全くなかった。そのため、既存の
銀行システムに疑問を感じ、新しいシステムを作り出すことができた。

・お金を使う機会もなく、お金に対して恐怖心すら抱いていた
女性達がマイクロ・クレジットを利用するようになったのはなぜ?
→まず一人の女性が成功する。そうすると周りの女性達は
「あの人にもできるなら私も」
と思いその女性達も挑戦し始める。その連鎖がグラミン銀行をここまで
大きくしたと思われる。

Problem is difficult,but solution is simple.

「小さなお金で人は救えるんだ」
→その小さなお金をどれだけ多くの人に届けられるかが肝。

・なぜ女性なのか?
→お金のやりくりがうまい。将来のビジョンを持ち、目標に向かって
しっかりステップを踏んでいけるため(バングラデシュの男性は計画性がない?)

・銀行に来てもらうのではなく、銀行から行く
→それが銀行のあるべき姿

・「ビジネスのコンセプトとは、少ない人数が利益を得るため?
でも僕ら人間は大人数だ。」

・お金を稼ぐ=意味をなすこと

・「現在のテクノロジーなら、世界を十分変えられる。なぜ変えようと
しないんだ。ゲートを開こう。」

・「2030年、バングラデシュに貧困は存在しなくなる」
→子どもが「貧困って何なの?」と聞くような国になる。

演説を聞いて頭に浮かんだこと
・無担保でお金を貸していることに対する疑問
→途上国に住む人たちにだからこそ通用するアイディアなのでは?
先進国だと悪巧みをする人が出てきそうに思えた。

・バングラデシュ:医者が多い。医者の看護婦の割合→3:1
なぜか?女性は地位を低く見られているため、十分な
教育を施されていない。
→男性社会の姿が医療の現場で顕著に現れていると思われる。

どうやってここまで事業規模を広げてきたのだろうか?
他国へこのモデルは使えるのか?使えないとしたらそれはなぜか。
→人(ユヌスというリーダーor そのシステムを享受する人たちの人間性)・モノ・資源

・「銀行とは何か。」
・「ビジネスとは何か。」

・ソーシャルビジネス:貧困者に働くことを教え、自立した生活を
送れるようにする。
↑↓ギャップ!
現在の社会:先進国の余ったお金を貧しい人に分けている。

・今例えば、世界中の人間の富を平等にしたら世の中の貧困は
なくなるとすれば皆がそれを望むだろうか?
→日本で考えてみる。ワークシェアリングですら浸透しづらい社会なのに
そのようなことができるのか。社会貢献の思いが物欲などを上回る世の中を
作るためには何が必要なのか?

・テーマに「新しい資本主義」と掲げていることからも、
ユヌス氏はソーシャルビジネスが新しい資本主義を作ると
考えているのだろう。
では、ソーシャルビジネスが主流になった資本主義とは
どんな世の中なんだろうか。マイナス面や問題点は何だろうか。

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