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タクシー消える

先週、自分の所有するタクシーが盗まれた。
そして、ドライバーが留置所へ入った。

初めに伝えておくと、僕はモリンガ事業以外に、副業としてタクシー業もやっている(2台体制の小規模だが)。
モリンガ事業は収益化まで時間がかかる、そう思い、独立した時に始めた。
車が壊れたり、ドライバーに車の又貸しなどされたり、なかなかトラブルは多かった。
それでも2年続け、ようやく少しは信頼できるドライバーとも出会え、軌道に乗ってきたところだった。

バッテリー交換したばかりだったのに。

盗難当日のことを記録してあったので、少し修正して記載する。
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月曜日、ドライバーのJorge(ジョルジ)から連絡があった。
車が盗まれたようだ、とのことだった。
車が盗まれた場所でJorgeと落ち合い、話を聞くことに。
内容はこうだ。
月曜日、7時に車を取りに行った所、停めていた場所に車がなかった。
盗まれたと気付き、知人へ相談。僕へ連絡したのは7時50分頃。
僕、盗難された場所へ行く。
その時にはJorgeの呼んだ警察官が既におり、状況を検証することに。
Jorgeが仕事から戻ったのは、20時頃。その後、普段駐車している倉庫の前で働いている警備員に、1日の警備料50mtを支払い、家へ戻った。
※ 警備員は倉庫の見張りが本来の業務だが、ついでに見張っておいて、という形でJorgeが毎日50mt(約100円)支払っていた。駐車スペースに問題のあるナンプラでは、よく使われる手段だ。
その夜に勤務していた警備員曰く、その30分後ぐらいに何者かが車に乗って立ち去ったという。 彼はそれを、Jorgeだと思ったらしい。
状況を掴んだところで、警察官が謝礼の話をしてきた。
彼曰く、様々なネットワークを駆使して車を見つけることは可能とのこと。それにはお金が必要だし、謝礼も要求するとのこと。
相場がわからなかった僕は、彼の要求する5.000mt(約1万円)で了承した。
2.500mt(約5千円)を経費として前払いし、依頼が完了。僕とJorgeは近くの交番へ行き、事情を説明しに行った。
交番では、昨夜働いていた警備員が怪しいということになり、電話で彼に来てもらうよう話をつけた。
が、約束の時間の12時になっても彼は交番に現れず、Jorgeが再度電話したところ、電源が切られていた。
その後、手続きは交番より上の管轄で行われることになり、Namicopoの3a esquadra(第3派出所)へ。そこで警察部長(女性)と話し、今度は警備会社のナンプラ支部へ行き、昨夜の警備員2人の情報を入手した。
帰りがけ、後ろに乗っていた警察官がたまたま泥棒を発見し、捕まった2人組は僕の車で護送することに。なんて日だ。
再び警察署へ。調書をとり、Jorgeは警察署へ残ることに。
重要参考人として仕方のない措置だと思うが、犯人扱いしてる警察官の対応はちょっとひどいと感じた。
ここでも警察官(Mr.Mario)と交渉し、車の捜索を依頼した。彼には前金として500mt(千円)払った。謝礼額は合計3.500mt(七千円)で手を打った。
期待できるかわからないが、何もしないよりはマシだろう。
ここの警察は、お金を払わなければ、動かない。
Jorgeが不便。
彼が留置所を出るまで何日かかるのだろう。
早く犯人が見つからないと、彼と彼の家族の生活が大変なことになる。
僕にできることは何なのか、考えろ。この1週間が勝負だろう。
17時ぐらいに僕は解放された。
その後警察署近くのお店へ入り、Jorge用の差し入れ(水、ジュース、クッキー)を買った。
調書を作成していた警察官へも、コカコーラとクッキーを提供。
そのおかげか、僕の携帯番号を紙に書いてJorgeに渡すことに成功した。
※彼の携帯番号は警察に没収されたため、彼が家族へ僕の連絡先を伝える手段が必要だった。
帰宅後、Jorgeの家族から電話が入り、明日から差し入れを持っていくと報告があった。
彼の家族から、「これからどうすればいいんでしょう?」と質問があったが、それは僕にもわからない。
まず1週間程度、警察の動きを見てみるしかないんじゃないか?少なくとも動きはあるので、結果をみる。

最初、ドライバーから盗難の連絡を受けた時は、かなり悲観的な考えが頭をよぎった。
今は落ち着き、こういうこともある、これも経験、と考えられている。
物事に動じない力、少しは身に付いてきたかもしれない。
なぁに必ず事態は好転する!僕はそう確信してる。
これは必ずプラスになる出来事だ。そう信じてる。
車が見つかったら(見つからなくても)、自家用車のHirux Surfを売却し、そのお金でタクシー車両+自家用車(VitzやFitのような、四駆でない車)を買う。
分裂の術、と勝手に名付けたこの手法、果たしてうまくいくのか。

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こんな感じだ。
先週は終始、警察署へ行き、手続きに時間を奪われた。
日本とは違う現地の警察の仕組み、次の投稿で紹介したいと思う。

最後に、昨日久しぶりに農地を訪問したので、その時の写真を載せる。
もう雨季も終わる。これから寒い季節に入っていく。

豆とモリンガ

雨季の終わりのモリンガ
今季植えたモリンガ

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